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事例-セクハラ
女性総合法律事務所ラレーヌビクトリア
Case1~上司~
B子さんは,1年前にC社に事務職員として入社しました。
入社して1週間くらい経った頃から直属の上司Dに,
- ・毎朝朝礼の際に今日も綺麗だねと声を掛けられる
- ・廊下ですれ違った際に上から下までジロジロ見られる
- ・社内メールで毎日のように彼氏とは上手くいってるの?と訊かれる
- ・業務時間中に携帯に「今日は二人きりになれて幸せだった」などと
一方的なメールを送信されてくる
というセクシャルハラスメントを受けるようになりました。
1ヶ月経過したころから,不眠,食欲不振という体調の異変が出てきました。
そして,入社1年後のある日,B子さんは,Dから,「ちょっと仕事を頼みたいから来てくれ」と,会社の屋上に呼ばれました。
B子さんは,行きたくありませんでしたが,Dが上司であること,仕事で呼ばれていたことから断れず,屋上に向かいました。
屋上に行くと突然Dに背後から抱きしめられました。
B子さんは必死の思いで上司の腕をふりほどき,泣きながら屋上を出ていきました。
その日,B子さんは体調不良のため早退しました。
翌朝,激しい倦怠感で,起きれず,欠勤しました。
その日,心療内科を受診したところ,うつ病と診断されました。
1ヶ月の加療を要するという診断書を会社に提出しましたが,半月経った頃突然解雇されました。
Q、このようなセクシャルハラスメント被害を受けた場合,誰にどのような請求ができますか?
まず,上司Dに対し不法行為責任に基づく慰謝料請求ができる可能性があります。
そして,上司Dの使用者として会社に対しても,上司に対して請求した慰謝料を連帯して支払うように請求することができる可能性があります。
また,診断書を提出したにもかかわらずB子さんを解雇した会社に対しては,不当解雇であること主張し,地位保全の仮処分,訴訟手続(労働審判という短期間で終了する手続を執ることも可能です)により,従業員たる地位を回復したり,不当解雇に基づく慰謝料を請求したりできる可能性があります。
請求内容が認められるための立証方法等については、ご相談いただいた際に詳しくご説明いたします。
当事務所では電話でのご相談も受付ております。
遠方で行けない,子どもから目が離せない,夫が監視しているので法律事務所に行くのが難しいなど,
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当事務所では電話での法律相談も承っております。
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